「今年最大の満月」ほしぞら情報2014年8月 | 国立天文台(NAOJ)

大荒れの天気ですが、少し雲が切れれば、深夜に今年最大の満月を見ることができます。8月11日(月)2時43分に月が地球に今年最も近づきます。その距離は約35万7000キロメートルです。

「今年最大の満月」ほしぞら情報2014年8月 | 国立天文台(NAOJ)

Screenshot of www.nao.ac.jp

8月11日の月は、今年最も大きく見える満月です。月は地球の周りを回る天体ですが、その軌道が楕円形をしているため、地球と月の距離は一定ではありません。また、月の軌道は太陽や地球などの影響を受けて変化するため、月が地球に最も近づくとき(近地点)、最も遠ざかるとき(遠地点)の距離が毎回異なります。8月11日2時43分、月が地球に今年最も近づきます(約35万7000キロメートル)。そして、その直後の3時09分に満月の瞬間を迎えます。満月の瞬間の月の視直径は約33分角です。なお、今年最も小さく見えた満月は1月16日で、月の視直径は約29分角でした。下の図のように並べて大きさを比較すると、ずいぶん大きさが違うことがわかります。

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