3か月予報「【1月】暖かな正月、【2月】エルニーニョ現象で暖冬、【3月】春の訪れが早い 2024/1~2024/3

12月19日(火)、気象庁が来年1月~3月の3か月予報を発表しました。
これを日本気象協会のtenki.jpが、ビジュアル化して傾向を解説しています。

これによると、予想される海洋と大気の特徴は、全球で大気全体の温度が高く、「正のインド洋ダイポールモード現象」の影響が残り「エルニーニョ現象」の影響で、積乱雲の発生がインド洋熱帯域の西部で多く南東部からフィリピン付近は少なく日付変更線付近で多くなります。
そして上空の偏西風は日本付近で北に蛇行します。また、冬季の風物詩「アリューシャン低気圧」は、やや東寄りに位置し平年に比べ日本付近への影響は小さく、「シベリア高気圧」の南東への張り出しが弱く、寒気の南下が弱くなります。
このため、日本付近は冬型の気圧配置は弱く、暖かい空気に覆われ、東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美では、低気圧の影響を受けやすくなります。

以上の事から関東地方の気象傾向は次の通りです。

  • 【1月~2月】冬型の気圧配置は平年より弱く、寒気の影響を受けにくい暖冬傾向です。平年同様に冬晴れの日が多く乾燥しますが、低気圧の影響を受けやすく、一時的な寒気と南岸低気圧の影響で、関東平野部でも雪が降ることがあります。寒暖差に注意が必要です。
  • 【3月】引き続き寒気の影響は弱く、平均気温は「並みか高く」、桜の開花は順調に進みます。一時的に冬型の気圧配置になる日もあるため「寒の戻り」にご注意ください。

1月~3月 暖冬が続き 春の訪れも早い 急な大雪や寒暖差には注意 3か月予報
1月~3月 暖冬が続き 春の訪れも早い 急な大雪や寒暖差には注意 3か月予報
この先3か月(1月~3月)の見通しです。冬型の気圧配置は平年より弱く、寒気の影響を受けにくいでしょう。暖冬傾向で、春の訪れも早くなりそうです。日本海側の雪も少ないでしょう。ただし、一時的に強い寒気が流れ込む可能性はあり、日本海の海面水温は高いため、急な大雪となる恐れはあります。気温が急降下する可能性もあり、寒暖差にも注意が必要です。

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