4月25日(火)、気象庁が5月~7月の3か月予報を発表しました。これを日本気象協会のtenki.jpが、ビジュアル化して傾向を解説しています。
これによると、予想される海洋と大気の特徴は、全球で大気全体の温度が高く、終息したラニーニャ現象の影響が残り、海面水温は西太平洋熱帯域で高く、インド洋熱帯域で低くなります。また、積乱雲の発生はフィリピン付近~西太平赤道域で多く、インド洋熱帯域で少なくなります。これらの影響で、チベット高気圧は東側で強く、東日本は暖かい空気に覆われます。そのため、上空の偏西風はユーラシア大陸から日本の東にかけて、ほぼ平年の位置を流れます。そして、太平洋高気圧は、日本の南で西への張り出しがやや弱く、暖かく湿った空気が東日本に流れ込みやすくなります。
これらの影響で関東地方の傾向は次の通りです。
- 【5月】ゴールデンウィーク期間は度々雨が降り、後半は晴れる日が多くなります。気温傾向は平年並みだが、季節を先取りする「夏日」「真夏日」もあります。
- 【6月】予想降水量は平年並みで、梅雨入りのタイミングは平年並みか早く「上旬」です。平均気温は平年並みか高く、湿度が高く「隠れ熱中症」にご注意ください。
- 【7月】暖かく湿った空気が流れ込みやすく、梅雨前線の活動が活発になり、梅雨末期は大雨に見舞われます。今年も大雨に警戒が必要です。梅雨明け後も、「梅雨の戻り」のような局地的な大雨には注意が必要です。
今年の梅雨はどんな梅雨? 「梅雨」の特徴と「暑さ」の見通し 3か月予報(気象予報士 吉田 友海 2023年04月25日) - 日本気象協会 tenki.jp
今年の梅雨入りは平年並みか早い所が多くなるでしょう。7月には前線が活発化しやすく、梅雨末期の大雨に警戒が必要です。平均気温は6月と7月は平年並みか高く、蒸し暑い日が多くなるでしょう。最新の3か月予報をもとに、5月~7月の天気と気温の傾向をまとめました。
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