6月20日(火)、気象庁が7月~9月の3か月予報を発表しました。
これを日本気象協会のtenki.jpが、ビジュアル化して傾向を解説しました。
これによると、予想される海洋と大気の特徴は、全球で大気全体の温度が高く、特に北半球の亜熱帯域では顕著に高くなります。正のインド洋ダイポールモード現象の発生により、積乱雲の発生がフィリピン付近から西部太平洋赤道域にかけて多く、太平洋高気圧が日本の南で西へ張り出します。
また、エルニーニョ現象の影響により、偏西風は平年よりやや南寄りを流れ、本州付近ではその影響を受けます。
これらの影響で、東・西日本と沖縄・奄美では、暖かい空気に覆われやすく、また、東・西日本では、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすく、前線や低気圧の影響を受けやすくなります。
このため関東地方の気象傾向は次の通りです。
- 【7月】梅雨前線が本州付近に停滞し、梅雨が本格化します。降水量は平年並みか多くなり、梅雨末期の大雨にご注意ください。
- 【8月】暖かい空気が流れ込みやすく、平年より気温が高くなり猛暑になります。気温が35℃を超える「酷暑日」も発生します。
- 【9月】平年と同様に晴れの日が多く、気温は平年並みか高くなり、厳しい残暑になります。
3か月予報 西・東日本で気温高く「猛暑」 7月の降水量多め「梅雨末期の大雨」恐れ(気象予報士 石榑 亜紀子 2023年06月20日) - 日本気象協会 tenki.jp
きょう20日、気象庁はこの先の3か月予報を発表。7月から9月にかけての気温は、西日本、沖縄・奄美で平年より高く、東日本では平年並みか高いとなり「猛暑」に。降水量は西日本と東日本で平年並みか多くなる予想。災害が発生しやすいシーズン。「梅雨末期の大雨」に警戒を。
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