3か月予報「【7月】遅い梅雨明け【8月】猛暑に注意【9月】厳しい残暑」2021/7~2021/9

6月25日(金)、気象庁が7月~9月の3か月予報を発表しました。これを日本気象協会のtenki.jpが、ビジュアル化して傾向を解説してます。

これによると、予想される海洋と大気の特徴は、全球で大気全体の温度が高く、太平洋の海面水温はインド洋から西部熱帯域は高く中部赤道域は低くなります。積乱雲の発生はインド洋からフィリピン付近で多く太平洋中部では少なくなります。
これらの影響で、上空の偏西風は平年より北寄りの位置を流れ、太平洋高気圧は北への張り出しが強くなります。
このため、暖かい空気に覆われやすく、気温は高温傾向です。

  • 【7月】太平洋高気圧が強まり、梅雨前線が本州付近まで北上します。期間の前半は平年と同様に曇りや雨の日が多くなり、期間の後半は平年と同様に晴れの日が多くなります。
  • 【8月】太平洋高気圧が本州付近を覆い「猛暑」になります。マスク熱中症にご注意ください。今年も急な雨や雷雨が多くなります。ゲリラ雷雨にご注意ください。
  • 【9月】太平洋高気圧の勢力が強く、秋雨前線や台風の影響は受けにくく、晴れる日が多くなり、高温傾向です。本格的な秋の訪れは遅く、各地で厳しい残暑が続きます。

梅雨明けと暑さの傾向は? 「ラニーニャ的」な夏に 3か月予報(日直予報士 2021年06月25日) - 日本気象協会 tenki.jp
梅雨明けと暑さの傾向は? 「ラニーニャ的」な夏に 3か月予報(日直予報士 2021年06月25日) - 日本気象協会 tenki.jp
今年は九州から東海で記録的に早い梅雨入りとなった一方で、関東甲信や北陸、東北は平年より遅い梅雨入りとなりました。今後、梅雨後半の天気や気になる梅雨明け、夏の暑さ、秋の台風シーズンについてまとめました。最新の3か月予報です。

スポンサーリンク

KADOKAWA「空のふしぎがすべてわかる!すごすぎる天気の図鑑」荒木健太郎|映画「天気の子」気象監修がおくる、空前絶後の気象の話!

見上げるたびに 空が楽しくなる。雲研究者が伝える雲との上手な付き合い方。荒木健太郎(あらきけんたろう)著。気象庁気象研究所予報研究部第三研究室研究官。

天気予報を見るのが楽しくなる。雲がどのようにしてでき、雨となるのか。そしてその変化を予測する天気予報が、どのようにしてつくられているのか。天気と天気予報のことをわかりやすく解説します。毎日の天気予報の内容が、1段深く理解できるようになるはずです。

大雪が降ったり、台風がやってきたり…。日々の天気は、私たちの生活とは切っても切れないことがらです。天気の変化は、どうしておきるのでしょうか?