8月25日(水)、気象庁が9月~11月の3か月予報を発表しました。
これを日本気象協会のtenki.jpが、ビジュアル化して傾向を解説しています。
これによると、予想される海洋と大気の特徴は、全球で大気全体の温度が高く、太平洋の海面水温はインド洋から西部熱帯域は高く中部赤道域は低くなります。積乱雲の発生はインドネシア付近とベンガル湾付近で多く太平洋中部では少なくなります。
これらの影響で、太平洋高気圧の西への張り出しが強く、高気圧の縁辺を回る暖かく湿った空気が入りやすくなります。上空の偏西風の蛇行を収まり日本付近は平年通りに流れます。
期間の前半は、高温傾向です。期間の後半は、初冬らしい寒さになります。
- 【9月】太平洋高気圧の勢力は徐々に弱まるが「残暑」になります。
太平洋高気圧の縁を回って日本付近に北上する経路をたどる台風が多く、例年同様、台風+秋雨シーズンにつき、降水量が多くなります。
またマスク着用による熱中症にご注意ください。外出の際はなるべく人混みを避け、涼しい場所を選んで行動し、適切な場所とタイミングでマスクを外して体から熱を逃がしてください。 - 【10月】晴れる日が多く、高温傾向です。本格的な秋の訪れは遅く、各地で残暑が続きます。
- 【11月】寒気の影響を受け、全国的に初冬らしい寒さになります。
季節の歩みはゆっくり 台風と秋雨前線の動向に注意 3か月予報(気象予報士 福冨 里香 2021年08月25日) - 日本気象協会 tenki.jp
気象庁は本日(25日)、9月から11月までの3か月予報を発表しました。気温は平均すると平年並みですが、10月は平年より高く、秋の訪れはゆっくりとなりそうです。台風と秋雨前線の動向に注意が必要です。
KADOKAWA「空のふしぎがすべてわかる!すごすぎる天気の図鑑」荒木健太郎|映画「天気の子」気象監修がおくる、空前絶後の気象の話!
見上げるたびに 空が楽しくなる。雲研究者が伝える雲との上手な付き合い方。荒木健太郎(あらきけんたろう)著。気象庁気象研究所予報研究部第三研究室研究官。
大雪が降ったり、台風がやってきたり…。日々の天気は、私たちの生活とは切っても切れないことがらです。天気の変化は、どうしておきるのでしょうか?
小沢かな+荒木健太郎「BLUE MOMENT ブルーモーメント Vol.1」集中豪雨、河川氾濫、台風……。命を守るために、出来ることは、やるべきことは……!?知恵と知識で気象災害から命を守れ!気象災害に立ち向かう本格ドラマ!