3月25日(金)、気象庁が4月~6月の3か月予報を発表しました。これを日本気象協会のtenki.jpが、ビジュアル化して傾向を解説しています。
これによると、予想される海洋と大気の特徴は、全球で大気全体の温度が高く、ラニーニャ現象の影響で海面水温は太平洋赤道域中部から東部で低く、太平洋熱帯域西部では高くなり、積乱雲の発生は東南アジア付近で多くなります。
これらの影響で、上空の偏西風はユーラシア大陸南部で平年より北寄りを、日本付近ではほぼ平年の位置を流れます。期間の前半は日本の北で上空の寒気が弱く、期間の後半は全国的に暖かい空気に覆われます。太平洋高気圧は、期間の後半は北への張り出しがやや強くなります。
関東地方の傾向は次の通りです。
- 【4月】春らしい天気傾向で、天気は数日の周期で変わります。寒気の影響が少なく、平均気温は平年並みか高くなります。高温傾向でも一時的に寒の戻りがあります。服装で調整してください。
- 【5月】早い時期から季節を先取りする暖かな日が多くなり、最高気温が25℃以上の「夏日」が頻繁に出現します。
- 【6月】太平洋高気圧の北への張り出しはやや強く、梅雨前線の北上は平年並みで、関東の梅雨入りは平年並みです。
4~6月「3か月予報」 今年は早い時期から暑い所も 梅雨入りは平年並みか(気象予報士 望月 圭子 2022年03月25日) - 日本気象協会 tenki.jp
今年の4月~6月は、北・東日本を中心に、いつもの年よりも気温が高く、半袖の出番が早くなる所もあるでしょう。梅雨入りのタイミングは、各地とも、平年より大幅にずれることはなく、雨量も平年並みの予想です。ただ、西日本では、雨量が増える可能性もありますので、ご注意ください。
KADOKAWA「空のふしぎがすべてわかる!すごすぎる天気の図鑑」荒木健太郎|映画「天気の子」気象監修がおくる、空前絶後の気象の話!
見上げるたびに 空が楽しくなる。雲研究者が伝える雲との上手な付き合い方。荒木健太郎(あらきけんたろう)著。気象庁気象研究所予報研究部第三研究室研究官。
小沢かな+荒木健太郎「BLUE MOMENT ブルーモーメント Vol.1」集中豪雨、河川氾濫、台風……。命を守るために、出来ることは、やるべきことは……!?知恵と知識で気象災害から命を守れ!気象災害に立ち向かう本格ドラマ!
主人公のつるたまこと都留たまきは恋愛をするために入学した大学で、「グライダー」と運命的な出会いをする。エンジンを装備していなくても、上昇気流を捉えることでどこまでも飛翔することが出来る飛行機「グライダー」とは…。つるたまと少年少女達の光り輝く青春ドラマが幕を開ける