3か月予報「【1月~2月】ラニーニャ現象で寒冬と乾燥、【3月】やっと寒さ解消」2023/1~2023/3

12月20日(火)、気象庁が来年1月~来年3月の3か月予報を発表しました。
これを日本気象協会のtenki.jpが、ビジュアル化して傾向を解説しています。

これによると、予想される海洋と大気の特徴は、全球で大気全体の温度が高く、ラニーニャ現象の影響で、海面水温は太平洋赤道域中部から東部でやや低く、太平洋熱帯域西部で高く、インド洋熱帯域で低くなります。積乱雲の発生は太平洋赤道域の日付変更線付近でやや少なく、南シナ海からフィリピン東方海上で多く、インド洋熱帯域で少なくなります。
これらの影響で、上空の偏西風はユーラシア大陸東部で平年より北を流れ、日本付近で南に蛇行します。
シベリア高気圧は南東側への張り出しがやや強く、アリューシャン低気圧は西側でやや強くなります。

このため、期間の前半は冬型の気圧配置が強く、寒気の影響を受けます。
また、期間を通して低気圧と前線の影響を受けにくいです。

ラニーニャ現象が発生するとその影響で、西日本から東日本の冬の気温が低くなります。

関東地方の傾向は次の通りです。

  • 【1月~2月】冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込み、冬本番の寒さになります。晴れの日が多く乾燥します。
  • 【3月】寒気が弱まり影響を受けにくくなり、寒さは解消します。平年と同様に天気は数日の周期で変わります。

3か月予報 1月は平年より厳しい寒さ 日本海側は大雪に警戒 春の訪れは?(気象予報士 吉田 友海 2022年12月20日) - 日本気象協会 tenki.jp
3か月予報 1月は平年より厳しい寒さ 日本海側は大雪に警戒 春の訪れは?(気象予報士 吉田 友海 2022年12月20日) - 日本気象協会 tenki.jp
最新の3か月予報です。この先3か月(1月~3月)は、前半ほど冬型の気圧配置が強く、寒気が流れ込みやすいでしょう。日本海側の降雪量は平年並みか多い予想です。1月は全国的に平均気温は平年並みか低く、厳しい寒さでしょう。

スポンサーリンク

KADOKAWA「もっとすごすぎる天気の図鑑 空のふしぎがすべてわかる!」荒木健太郎氏|日本でいちばん有名な気象学者・雲研究者・映画「天気の子」気象監修。25万部突破のベストセラー「すごすぎる天気の図鑑」がも~っと詳しく、さらに濃くなった第2弾!

KADOKAWA「空のふしぎがすべてわかる!すごすぎる天気の図鑑」荒木健太郎|映画「天気の子」気象監修がおくる、空前絶後の気象の話!

小沢かな+荒木健太郎「BLUE MOMENT ブルーモーメント Vol.1」集中豪雨、河川氾濫、台風……。命を守るために、出来ることは、やるべきことは……!?知恵と知識で気象災害から命を守れ!気象災害に立ち向かう本格ドラマ!

主人公のつるたまこと都留たまきは恋愛をするために入学した大学で、「グライダー」と運命的な出会いをする。エンジンを装備していなくても、上昇気流を捉えることでどこまでも飛翔することが出来る飛行機「グライダー」とは…。つるたまと少年少女達の光り輝く青春ドラマが幕を開ける