1月24日(火)、気象庁が2月~4月の3か月予報を発表しました。
これを日本気象協会のtenki.jpが、ビジュアル化して傾向を解説しています。
これによると、予想される海洋と大気の特徴は、全球で大気全体の温度が高く、ラニーニャ現象の影響がまだ残り、海面水温は太平洋赤道域中部から東部でやや低く、太平洋熱帯域西部で高く、インド洋熱帯域で低くなります。積乱雲の発生は太平洋赤道域の日付変更線付近でやや少なく、南シナ海からフィリピン東方海上で多く、インド洋熱帯域で少なくなります。
これらの影響で、上空の偏西風は日本付近でやや南に蛇行し、期間の前半は寒気の影響を受けます。また、北太平洋北部のアリューシャン低気圧は南西側で弱くなり、期間の後半は北・東日本は寒気の影響を受けにくくなります。
関東地方の傾向は次の通りです。
- 【2月】冬型の気圧配置はまだ強く、強い寒気が流れ込み、冬本番の寒さが続きます。晴れの日が多く乾燥します。
- 【3月~4月】寒気の影響を受けにくくなり、寒さが解消します。桜の開花は順調に進みます。一時的に冬型の気圧配置になる日もあるため、「寒の戻り」にご注意ください。
大寒波襲来の日本列島 2月まで厳しい寒さ 3月からは平年より暖かく 3か月予報(気象予報士 中川 裕美子 2023年01月24日) - 日本気象協会 tenki.jp
強烈な寒気が流れ込んでおり、月末にかけても全国的に厳しい寒さが続きます。2月も寒い日が多いですが、3月になると急に春らしくなるでしょう。きょう24日発表の最新の3か月予報をお伝えします。
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